ニュースリリース
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ミドリムシ(学名:ユーグレナ)を活用した下水処理に関する東京都との共同実験について
株式会社ユーグレナ
東京大学内に研究所を構えるミドリムシカンパニーの株式会社ユーグレナ(本社:東京都文京区、社長:出雲充)は、東京都下水道局と、ミドリムシ(学名:ユーグレナ)の大量培養技術を活用した下水処理に関する共同実験を開始しました。
この共同実験は、東京都が実施する「『2020年の東京』への実行プログラム2012」の3か年のアクションプラン施策の1つである「東京の発展を支える産業の育成により、アジアNo,1のビジネス拠点を形成する」の中の「都市課題の解決に資する産業の育成」として行われます。
具体的には、ミドリムシが水中の無機物を取り込む性質と、当社が持つミドリムシの屋外大量培養技術を活用して、下水処理過程において窒素やリンの低減等を目指します。
なお、この共同実験は2012年より開始しました。今後当社では、ミドリムシの性質を 活かした水質浄化をはじめとする環境浄化技術の開発などを通じて、地球環境問題への貢献を目指します。
ミドリムシ(和名:ユーグレナ)は、動物と植物の両方の性質を持つ微細藻類(藻の一種)で、人間に必要な必須アミノ酸やビタミン類、DHAなど計59種類の栄養素を作り出すことができます。株式会社ユーグレナが2005年に世界で初めて屋外大量培養に成功しました。
また、特性を活かし、CO2固定化、水質浄化やバイオ燃料生産に向けた研究を行っています。
以上
―報道関係者お問い合わせ先―
株式会社ユーグレナ 広報IR課