ニュースリリース
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微細藻ユーグレナからのバイオジェット燃料の製造に関する共同研究について
~ ANA、JALからの開発要望を受け、要素技術開発およびフィージビリティスタディを開始 ~
新日本石油株式会社
株式会社日立プラントテクノロジー
株式会社ユーグレナ
新日本石油株式会社(社長:西尾 進路、以下「新日石」)、株式会社日立プラントテクノロジー(社長:東原 敏昭、以下「日立プラントテクノロジー」)、株式会社ユーグレナ(社長:出雲 充、以下「ユーグレナ社」)の3社は、微細藻ユーグレナ(和名:ミドリムシ)を原料としたバイオジェット燃料の製造に関する共同研究を開始しますのでお知らせいたします。
温室効果ガスの排出量削減が世界共通の課題となっているなか、航空運送分野においてもCO2排出量の削減が求められています。その切り札として、再生可能なエネルギー資源であるバイオマスを原料とするジェット燃料(バイオジェット燃料)の導入が期待されております。そのため、海外を中心にバイオジェット燃料の研究開発が加速しています。
こうしたなか、新日石は、全日本空輸株式会社(社長:伊東 信一郎)および株式会社日本航空(社長:大西 賢)からのバイオジェット燃料開発の要望を受け、培養などのプロセス技術を有する日立プラントテクノロジーおよび微細藻ユーグレナの培養技術を持つユーグレナ社とともに、バイオジェット燃料の製造に関する基礎検討を進めてまいりましたが、今般、共同で、その要素技術開発およびフィージビリティスタディ(事業化可能性調査)を開始することといたしました。
微細藻ユーグレナは、陸生植物に比べてCO2吸収効率が高く、食糧との競合もありません。さらには、含有する油脂分がジェット燃料に適した炭素構造を持っていることから、次世代のバイオジェット燃料の原料として有望視されています。
微細藻類からバイオジェット燃料を製造するためには、微細藻類の培養・乾燥、微細藻類からの油分の抽出、抽出した油分の燃料化(改質)といった技術が必要となります。今後、3社は共同で、ユーグレナ社の持つ培養技術、日立プラントテクノロジーの培養などのプロセス技術、および新日石のバイオジェット燃料への燃料化技術などの要素技術開発を進めるとともに、本年度中を目処に、環境適合性、供給安定性、経済性の面から2018年度を目標とした事業化の実現可能性についての検討を行ってまいります。
なお、本共同研究を行うにあたり、新日石および日立プラントテクノロジーは、第三者割当増資によるユーグレナ社への出資を行っております。
以上
【本件に関する問合せ先】
新日本石油株式会社 広報部広報グループ
株式会社日立プラントテクノロジー
CSR推進本部 CSRグループ 広報・宣伝グループ
株式会社ユーグレナ 株式会社ユーグレナ 広報IR課