ニュースリリース
※ ニュースリリースは発表当時の内容を掲載しており、最新の情報とは異なる場合がありますためご注意ください。
ユーグレナクッキー配布数が累計1,000万食を突破!
臨機応変な対応で、コロナ禍でも栄養問題解決への支援を継続
株式会社ユーグレナ
株式会社ユーグレナ(本社:東京都港区、社長:出雲充)は、バングラデシュの子どもたちに豊富な栄養素を持つ微細藻類ユーグレナ入りクッキー(以下「ユーグレナクッキー」)を無償で配布して栄養問題の解決を目指す「ユーグレナGENKIプログラム」において、ユーグレナクッキーの配布数が累計1,000万食を超えたことをお知らせします。
学校でユーグレナクッキーを配布する様子
ロックダウン中のダッカ スラム街でユーグレナクッキーを配布する様子
当社は、社長の出雲が学生時代に訪れたバングラデシュで、栄養失調に苦しむ子どもたちを目の当たりにし、栄養問題を解決したいと決意したことをきっかけとして創業した会社です。「なんとか彼らが、健康に生活できるような栄養源をみつけたい」という思いで日本に戻った出雲が出会ったのが、豊富な栄養素をバランスよく持つ微細藻類ユーグレナでした。
当社は、この創業のきっかけであるバングラデシュの子どもたちの栄養問題解決を目指して、2014年4月から「ユーグレナGENKIプログラム」(https://euglena.jp/genki/)を開始しました。バングラデシュの子どもたちに特に不足している栄養素1日分を1食分で摂取できるユーグレナクッキーを、現地の子どもたちに無償で配布しています。この「ユーグレナGENKIプログラム」の活動は、ユーグレナ・グループの全商品およびパートナー企業のプログラム対象商品をお買い上げいただいた際の売上の一部を協賛金として充てることで運営しています※1。
※1 このほか2017年9月より、一部の小学校の子どもたちに関して、現地のNGOや学校の方々にユーグレナクッキー1袋あたり4円をご支援いただいています。
「ユーグレナGENKIプログラム」では、通常時にはプログラム対象となっている学校にて、生徒にユーグレナクッキーを配布してきましたが、これまで特別な支援が求められる事態に対して、臨機応変に対応してきました。2017年12月、ミャンマーからの難民であるロヒンギャ難民がバングラデシュで増え始めた頃、当社の仲間※2の自発的な意志に基づき、当社は20万食の特製ユーグレナクッキーをロヒンギャ難民の難民キャンプへ届けました※3。
2020年春、世界中で猛威をふるっている新型コロナウイルス感染症拡大の影響でバングラデシュの学校が休校になり、学校でのユーグレナクッキーの配布が困難になりました。さらに、長引く都市封鎖(ロックダウン)の影響で、食料の不足や価格が高騰し、バングラデシュの人々はこれまで以上に食料へのアクセスが困難となりました。その影響は所得が高くないスラム街で特に顕著となっており、現在でも一部ロックダウンは継続しています。このような状況で、いま私たちは栄養問題を解決するという原点に立ち返り、2020年6月より、首都ダッカにてプログラム対象となっている学校に通う生徒たちの家庭が多く含まれるスラム街の住民に、ユーグレナクッキー40万食を無償配布しました(https://www.euglena.jp/news/200616-2/)。
本年9月にはこの取り組みを継続し、米国のNGOであるオーバットヘルパーズ(OBAT Helpers)※4と連携して、同団体が支援している学校の生徒への食料支援としてユーグレナクッキー10万食を配布しました。これらの取り組みは栄養問題解決というプログラムの目的に沿って実施した緊急措置でしたが、この取り組みでユーグレナクッキー配布数が累計1,000万食を突破することとなりました。
※2 ユーグレナ・グループでは、社員のことを同じ志をもった「仲間」と呼んでいます。
※3 この20万食は協賛金からの拠出では無いため、累計配布数1,000万食には含んでいません。
※4 OBAT Helpersは米国ベースのNGOで、バングラデシュにいるビハール人(パキスタンからの独立時に無国籍となった少数民族の難民)を支援している団体。現在、ダッカ市内にあるGENKIプログラムの対象校4校を運営。
当社は、今後も「ユーグレナGENKIプログラム」を通じ、いかなる事態にも臨機応変に対応し、バングラデシュの子どもたちの栄養失調問題解決を目指した取り組みを継続していきます。
【ユーグレナGENKIプログラムの歩み】
2014年4月:
首都ダッカの小学校にて、約2,000人のスラム地域に住む子どもたちを対象にユーグレナクッキーの無償配布を開始。
2016年4月:
プログラムの効果測定を行うため、血液検査・身体測定を開始。
2017年9月:
プログラムの活動内容に賛同いただいた現地のNGOや小学校に、クッキー1袋当たり4円を支援いただく新しい運営モデルを開始。
2017年12月:
ロヒンギャ難民への食料支援として特製ユーグレナクッキー20万食を配布。
2018年2月:
バングラデシュ全国展開に向けた一歩として、ダッカ郊外の学校でもプログラム開始。
2019年4月:
プログラム5周年を機に、プログラム対象商品をユーグレナ・グループ全商品に拡大。
2020年3月:
新型コロナウイルス感染症拡大の影響で、現地の学校が休校。プログラム対象校の生徒たちは、初めて長期間、ユーグレナクッキーの配布を受け取れない事態となる。
(注記)ただし、ユーグレナクッキーが校内在庫としてあったため、学内に生徒宿泊施設を持つ学校は在庫が無くなるまで支給。各学校で生徒の登校日を決めて、ソーシャルディスタンスを保ちながら配布した実績あり。
2020年6月~7月:
都市封鎖(ロックダウン)などの影響で食料の不足と価格高騰に悩むダッカのスラム街住民に食料支援としてユーグレナクッキー40万食を配布(配布期間:6月11日~7月5日)。
この配布を以て累計1,000万食を突破しました。
(注記)40万食は、休校開始となった3月17日から5月末までのユーグレナクッキー未配布分の全数量に相当する。
2020年9月:
上記40万食配布時に協力を受けたオーバットヘルパーズ(OBAT Helpers)が運営する学校に通う生徒に、食料支援としてユーグレナクッキー10万食を配布(配布期間:9月5日~9月25日)※5。
※5配布方法は、学校で配布日を設定し生徒に登校してもらい、校内で教師から直接手渡しでの配布。
2014-2020年のユーグレナクッキー累計配布数グラフ
(GENKIプログラムは2014年4月に開始したため、ユーグレナクッキーの配布数の集計期間は毎年4月~翌3月の1年間で運用。ただし、2019年度分より当社の会計年度にあわせ、配布数の集計期間を前年10月~当年9月の1年間に変更)
<株式会社ユーグレナ>
2005年に世界で初めて微細藻類ユーグレナ(和名:ミドリムシ)の食用屋外大量培養技術の確立に成功。微細藻類ユーグレナ、クロレラなどを活用した機能性食品、化粧品等の開発・販売のほか、バイオ燃料の生産に向けた研究も行っています。また、2014年より行っている、バングラデシュの子どもたちに豊富な栄養素を持つユーグレナクッキーを届ける「ユーグレナGENKIプログラム」の対象商品を、2019年4月より化粧品を含む全グループ商品に拡大。2012年12月東証マザーズに上場。2014年12月に東証一部市場変更。「Sustainability First(サステナビリティ・ファースト)」をユーグレナ・フィロソフィーと定義し、事業を展開。https://euglena.jp
―報道関係者お問い合わせ先―
株式会社ユーグレナ コーポレートコミュニケーション課