ニュースリリース
※ ニュースリリースは発表当時の内容を掲載しており、最新の情報とは異なる場合がありますためご注意ください。
東京都・埼玉県内の路線バス初!ユーグレナバイオディーゼル燃料を西武グループの路線バスに使用します
吉祥寺駅・大泉学園駅などを発着、気候変動対策への貢献に向けて環境に配慮したバスを運行
西武バス株式会社
株式会社ユーグレナ
西武グループの西武バス株式会社(本社:埼玉県所沢市、取締役社長:渡邊 一洋、以下「西武バス」)と株式会社ユーグレナ(本社:東京都港区、代表取締役社長:出雲 充、以下「ユーグレナ社」)は、西武バスの東京都練馬区や西東京市および東久留米市周辺(一部埼玉県内)を走る路線バスにて、ユーグレナ社のバイオジェット・ディーゼル燃料製造実証プラント(以下「バイオ燃料製造実証プラント」)で製造する次世代バイオディーゼル燃料「ユーグレナバイオディーゼル燃料」を2020年9月7日(月)より使用開始することをお知らせします。
ユーグレナバイオディーゼル燃料を使用する西武バスの路線バスは、吉祥寺駅、大泉学園駅、田無駅などを発着し、練馬区や西東京市および東久留米市周辺(一部埼玉県内)を運行します。路線バスには、路線地域の住民の皆さまに親しみをお持ちいただけるよう、環境にやさしいユーグレナバイオディーゼル燃料を使用して走行していることを表現したラッピングを施しています。
ユーグレナバイオディーゼル燃料で走る路線バス(西武バス)
西武グループでは、グループの経営理念である「グループビジョン」に基づき、持続可能な社会の実現に向けた取り組みを「サステナビリティアクション」として積極的に推進しており、西武バスは、従来からハイブリッドバスの導入やエコドライブの実施など、地球環境負荷の軽減に努めています。環境にやさしく、地域に調和できる公共交通機関として社会に貢献する企業を目指しており、この度、日本をバイオ燃料先進国にすることを目指す『GREEN OIL JAPAN』宣言※1に賛同し、ユーグレナバイオディーゼル燃料の使用を決定しました。一方、ユーグレナ社は、バイオ燃料製造実証プラントで製造するユーグレナバイオディーゼル燃料の供給を今年3月から開始しています。その後、ユーグレナバイオディーゼル燃料を使用いただく企業や自治体数は拡大しており、今回の発表によって『GREEN OIL JAPAN』宣言の賛同企業や自治体等の数は合計28に達しました。
※1:ユーグレナ社は、2018年10月のバイオ燃料製造実証プラントの竣工を機に、横浜市、千代田化工建設株式会社、伊藤忠エネクス株式会社、いすゞ自動車株式会社、ANAホールディングス株式会社、ひろしま自動車産学官連携推進会議をサポーターとして、「日本をバイオ燃料先進国にする」ことを目指す『GREEN OIL JAPAN(グリーンオイルジャパン)』を宣言。
なお、今回の取り組みは、伊藤忠エネクス株式会社※2が、バイオマス原料の調達やバイオ燃料の販売協力を図ってきた中で、西武バスにユーグレナ社を紹介したことをきっかけにスタートしました。
※2:『GREEN OIL JAPAN』宣言の賛同企業。
西武バスとユーグレナ社は、気候変動への具体的な対策であるバイオ燃料を、実際にお客様が乗車される路線バスにて使用し、より身近に感じていただける環境づくりをすると共に、今後も環境に配慮したサステナブルな取り組みを実施していきます。
詳細は以下のとおりです。
―ユーグレナバイオディーゼル燃料を使用する西武バスの路線について―
●運行期間 :2020年9月7日(月)~
●運行路線※3:
①上石神井営業所管内(1台)
吉祥寺駅~大泉学園駅南口~新座栄、保谷駅南口~三鷹駅など練馬区や西東京市周辺(一部埼玉県内)を走行 https://www.seibubus.co.jp/docs/rosen/rosenzu/03.pdf
②滝山営業所管内(1台)
東久留米駅西口~花小金井駅入口~武蔵小金井駅、吉祥寺駅~花小金井駅など西東京市や東久留米市周辺を走行https://www.seibubus.co.jp/docs/rosen/rosenzu/06.pdf
※3:路線は日によって異なります。
なお、今回の取り組みを記念して、2020年9月16日(水)に、西武バスと同グループ会社である株式会社西武ライオンズがメットライフドームで主催する「SAVE THE EARTH Lions GREEN UP! DAY」にて、西武バスのラッピングバスを展示する予定です。
詳細は以下のとおりです。
―SAVE THE EARTH Lions GREEN UP! DAYについて―
●日時:2020年9月16日(水) 対千葉ロッテマリーンズ戦(16時開場/18時試合開始)
●場所:メットライフドーム(埼玉県 所沢市)
●実施内容:
・監督、コーチ、選手がグリーンカラーのオリジナルキャップを着用
・Lions GREEN UP!プロジェクトに関しての活動紹介の展示ブースおよび募金ブースにて募金の呼びかけ、募金箱の設置
・球場の大型ビジョンを緑色に装飾
・間伐材を使用した木製うちわなどのチャリティーグッズを販売
―SAVE THE EARTH Lions GREEN UP! DAYにおける西武バス・ラッピングバスの展示について―
日時:2020年9月16日(水) 16時00分~18時30分(予定)
場所:メットライフドーム バックスクリーン下 特設ブース(埼玉県 所沢市)
(当日の観戦チケットをお持ちの方のみご覧いただけます。)
●西武ライオンズの『SAVE THE EARTH Lions GREEN UP! プロジェクト』について
西武ライオンズでは地域コミュニティ活動「L-FRIENDS」の「環境支援」のもと「SAVE THE EARTH Lions GREEN UP!プロジェクト」を今年4月に発足し、野球を通じて社会問題を解決し持続可能な社会を実現するために、飲食店でのプラスチック製の「ふた」の提供数の削減、紙ストローの導入のほか環境に優しいレジ袋に切り替えるなど、環境に配慮したさまざまなことに取り組んでいます。
●『GREEN OIL JAPAN』宣言について
ユーグレナ社は、2018年10月のバイオ燃料製造実証プラントの竣工を機に、「日本をバイオ燃料先進国にする」ことを目指す『GREEN OIL JAPAN(グリーンオイルジャパン)』を宣言しました。ユーグレナ社のバイオ燃料製造実証プラントで製造したバイオ燃料を陸・海・空における移動体に導入すること、そして2030年までにバイオ燃料を製造・使用するサポーターを日本中に広げることで、バイオ燃料事業を産業として確立することを目標に掲げています。目標実現を通じて、SDGs「GOAL7:エネルギーをみんなにそしてクリーンに」「GOAL13:気候変動に具体的な対策を」「GOAL17:パートナーシップで目標を達成しよう」に貢献します。
ユーグレナ社では、『GREEN OIL JAPAN』宣言に賛同し、バイオ燃料の利用、原料の供給やバイオ燃料の普及支援などを
ともに実施・普及する協力企業・団体等(輸送関連、飲食関連、地方自治体など)を募っています。
https://euglena.jp/greenoiljapan/
●『ユーグレナバイオディーゼル燃料』について
バイオ燃料は、既存の化石燃料と比べると理論上CO2排出量が少ない再生可能な液体燃料であり、欧米を中心に世界中で普及が進んでいます。一方、従来型のバイオ燃料は、トウモロコシやサトウキビ、大豆、パームといった作物を主な原料とするため、食料との競合や、森林破壊にともなう温室効果ガスの増加といった問題などが指摘されています。
ユーグレナ社が製造するユーグレナバイオディーゼル燃料は、ユーグレナなどの微細藻類油脂や使用済み食用油を主原料とすることで、食料との競合や森林破壊といった問題を起こさず持続可能性に優れた燃料となることが期待されています。また、化石燃料を使用している既存のエンジンに問題なく適用可能であり、水素や電気といった代替エネルギーへの移行に必要とされる多大なインフラコストもかからないため、石油使用が多い現代社会において、既存インフラを維持しながら効率的に普及し、利用が拡大する可能性があります。
<西武バス株式会社について>
前身の東浦自動車から数えて今年で創業88年、「安全は全ての業務に優先する」の安全方針のもと、西武鉄道沿線を中心に一般乗合バスは東京都西部、埼玉県南部を、高速乗合バスは北信越、近畿方面を事業エリアとした、地域社会を支えるバス事業者です。2020年春には路線バスのカラーリングデザインを67年ぶりに一新し、「S-tory」の愛称の新カラーリングデザインのバスが誕生しました。
<株式会社ユーグレナについて>
2005 年に世界で初めて石垣島で微細藻類ユーグレナ(和名:ミドリムシ)の食用屋外大量培養技術の確立に成功。石垣島で生産したユーグレナ・クロレラなどを活用した機能性食品、化粧品等の開発・販売を行うほか、バイオ燃料の生産に向けた研究を行っています。2012年12月東証マザーズに上場。2014 年 12 月に東証一部市場変更。「サステナビリティ・ファースト」をユーグレナ・フィロソフィーと定義し、事業を展開。https://euglena.jp
―報道関係者お問い合わせ先―
株式会社ユーグレナ コーポレートコミュニケーション課