ニュースリリース
※ ニュースリリースは発表当時の内容を掲載しており、最新の情報とは異なる場合がありますためご注意ください。
新型コロナウイルス感染症が拡大するバングラデシュで食料支援を実施
~ロックダウンにより、食料の不足と価格高騰に悩むスラム街住民にユーグレナクッキーを40万食分配布します~
株式会社ユーグレナ
株式会社ユーグレナ(本社:東京都港区、社長:出雲充)は、豊富な栄養素を持つ微細藻類ユーグレナ(和名:ミドリムシ)入りクッキー(以下「ユーグレナクッキー」)40万食分を、新型コロナウイルス感染症拡大下にあるバングラデシュ人民共和国(以下「バングラデシュ」)首都ダッカのスラム街の住民にお届けすることをお知らせします。
ダッカのスラム街にて食料支援をする様子
バングラデシュでは、現在も、1日当たり2,500名から3,000名の新型コロナウイルス感染者 ※1が確認され、政府による緊急時を除いた自宅待機要請や市町村間での移動禁止といった都市封鎖(ロックダウン)が継続しています。そのような環境下、首都ダッカでは、農村地域からの食料の流通が停滞したことに加え、食品工場が一時的に操業を停止したことにより、食料の品薄状態が続き店頭の価格が高騰しています。さらに外出が避けられない輸送、建設関連等の日雇い仕事がロックダウンにより停止され労働者の仕事が激減し、日払い支給で生計を立てている貧困層が日々苦境に追い込まれています。
当社は2014年より「ユーグレナGENKIプログラム」にて、バングラデシュの給食がない小学校に週5日ユーグレナクッキーを配布してきました。しかし、2020年3月17日以降、バングラデシュの全ての教育機関において、新型コロナウイルス感染症拡大防止策の一環として政府による休校措置が取られたため、2か月以上ユーグレナクッキーを配布できない状況になりました。
そこで当社は、新型コロナウイルス感染症が拡大する状況下においても、当社が目指すバングラデシュにおける食料問題の解決に部分的にでも貢献することを決定しました。具体的には、ダッカのスラム街にて、生活に困窮する住民へ、休校開始以降未配布となっていたユーグレナクッキー40万食分全てを無償で配布します。配布は2回に分けて行う計画で、初回分については、2020年6月11日~6月16日の間、6,667名に向けて20万食分のユーグレナクッキーの配布を終えました。配布に際しては、クッキーが確実に手元に届くよう、事前に配布対象者リスト6,667名分を作成し、スラム街の各世帯に一軒一軒に、直接手渡しで配布しました。 ※2残り20万食分については、6月下旬にユーグレナクッキーの製造が完了次第、ダッカ市内の他スラム街で配布を行うべく準備を進めています。
詳細は以下のとおりです。
―バングラデシュのスラム街における食料支援について―
●支援場所:バングラデシュ首都ダッカ スラム街
・1回目 レイヤーバザール、バウニアバド ※3
・2回目 モハマドプール、ミルプール(予定)
●支援内容:ユーグレナクッキーの無償提供 合計約40万食分 ※4
・1回目 配布期間 2020年6月11日~6月16日 / 配布数 約20万食
・2回目 配布期間 2020年6月下旬(予定) / 配布数 約20万食
●対象者数:合計約1万3,334名(各世帯にユーグレナクッキー30袋入り段ボール箱1箱を配布)
※1:世界保健機関(WHO)https://covid19.who.int/region/searo/country/bd ※2:ロックダウンで不要不急の外出規制が実施されているため各世帯を訪問。確実に住民の手に食料が行き渡るよう直接手渡しすることを決定。※3:ダッカで最も貧しいスラム地域の一つ。「ユーグレナGENKIプログラム」対象校に通う子どもたちの家庭が多く含まれる場所。※4:都市封鎖(ロックダウン)が続くなか、ユーグレナクッキーの製造会社では5月中旬から部分的に工場操業を再開し、製造ラインの人員確保が限定的な中で、6月10日までに初回20万食分の製造完了。製造会社の協力の下、6月下旬迄に残り20万食分を製造できるよう準備中。
<当社社長出雲コメント>
バングラデシュでは、新型コロナウイルス感染症拡大に起因するロックダウンにより、職を失った最貧困層への食料支援が急務です。 ※5今回、「ユーグレナGENKIプログラム」対象校の各地域の校長や教師、町会長やボランティアなど総勢100名近い方々からの協力を得て、バングラデシュのスラム街の住民にユーグレナクッキー40万食分をお届けできることが決まりました。新型コロナウイルス感染症の拡大によって、日払い支給で生計を立てている多くのスラム街の住民は、生活が脅かされ、不安な日々を送っています。肉、魚、野菜に含まれる人間に必要な59種類の栄養素を豊富に含むユーグレナクッキーを通して、喫緊の課題であるスラム街住民の食料問題の解決に貢献します。
<参考> ※5:2020年4月12日 世界銀行リリース「南アジア経済報告:新型コロナウイルス感染症から人々を保護し、景気回復を促す活動の強化が急務」https://www.worldbank.org/ja/news/press-release/2020/04/12/south-asia-must-act-now-to-lessen-covid-19-health-impacts
今後も当社は、「人と地球を健康にする」という経営理念の下、SDGsの「ゴール1:貧困をなくそう」「ゴール2:飢餓をゼロに」の目標達成に貢献する取り組みを実行していきます。
<「ユーグレナ GENKI プログラム」について>
2014年4月にバングラデシュの子どもたちに栄養を届けることを目的に「ユーグレナ GENKIプログラム」を立ち上げました。栄養改善が必要なバングラデシュの小学校に給食としてユーグレナクッキーを、66校、約1万人の子どもたちに、平均週5日ユーグレナクッキーを配布しています(2020年3月末時点)。https://euglena.jp/genki/
以上