ニュースリリース
※ ニュースリリースは発表当時の内容を掲載しており、最新の情報とは異なる場合がありますためご注意ください。
JICA「途上国の課題解決型ビジネス(SDGsビジネス)調査」に ブータン王国でのキヌア生産・販売体制構築の事業調査が採択されました
株式会社ユーグレナ
株式会社ユーグレナ(本社:東京都港区、社長:出雲充)は、JICAが行う「途上国の課題解決型ビジネス(SDGsビジネス)調査」として、ブータン王国での『小規模農家の収入向上および栄養改善のためのキヌア生産・販売ビジネス調査』が採択されましたことをご報告します。
ブータン王国は人口の半数以上が農業に従事する農業国ですが、山岳地帯が多く、農業に適した土地が少ないため、多くの小規模農家が貧困状態に陥っています。
そのような中、本調査では、高地にて安定して栽培が可能なうえ栄養価が高く、北米などで需要が高いキヌア※栽培の技術指導を実施します。また、栄養価に関する食育、海外輸出に向けたバリューチェーンの確立に取り組むことで、ブータン王国の食料問題および農村の貧困問題の解決を目指します。本調査はブータン王国農業省、伊藤忠商事グループなどと協力して実施する予定です。
なお当社は、バングラデシュ人民共和国にて、日本の農業技術の指導を行うことで現地農家による良質な緑豆栽培や、バングラデシュ人民共和国内外での緑豆販売のバリューチェーンの構築を行う『緑豆プロジェクト』を2014年10月より推進しており、その知見とノウハウを本調査に活用していく予定です。
今後も当社は、経営理念である「人と地球を健康にする」ことに向けた取り組みを実施してまいります。
詳細は以下のとおりです。
※キヌア…主に南米の標高3,000m近くに生育する雑穀の一種で、栄養価が高く、近年欧米や日本で健康食品として注目されている。
ブータン王国でのキヌア生産・販売体制構築の事業調査について
■調査概要:ブータン王国パロ県およびハ県の小規模農家に対し、キヌアの栽培・収穫後処理の技術指導やキヌアの栄養価に関する食育を実施し、キヌアを輸出するためのバリューチェーンを確立することによって、生産者の収入向上と消費者の栄養状態の改善を目指します。
■実施予定期間:2017年8月から2019年7月までの2年間
■補助金概算額:4,998万円
<SDGsビジネスについて>
2015年9月に国連本部が持続可能な社会を作ることを目指して掲げた17項目の世界共通目標「持続可能な開発目標(SDGs)」の達成に貢献するビジネス。本調査は、17項目のうち「飢餓をゼロに」の目標達成に貢献するとして採択されました。
<緑豆プロジェクトについて>
モヤシの原料でありバングラデシュで多く食されている緑豆の栽培において、日本の農業技術をバングラデシュの農家に伝えることでより良質な緑豆の栽培を実現し、バングラデシュ国内での緑豆の買い取り・販売と日本への輸出により、バングラデシュで貧困に苦しむ農村地区の所得向上・生活改善や日本の食料事情の改善を目指したプロジェクト。2014年10月より、当社とムハマド・ユヌス博士が率いるグラミンクリシ財団が設立した合弁会社グラミンユーグレナにて行っています。
<株式会社ユーグレナについて>
2005年に世界で初めて微細藻類ユーグレナ(和名:ミドリムシ)の屋外大量培養技術の確立に成功。微細藻類ユーグレナを活用した機能性食品、化粧品等の開発・販売を行うとともに、バイオ燃料の生産に向けた研究を行っています。2012年12月東証マザーズに上場。2014年12月東証1部に市場変更。
以上
―報道関係者お問い合わせ先―
株式会社ユーグレナ 広報IR課