ニュースリリース
※ ニュースリリースは発表当時の内容を掲載しており、最新の情報とは異なる場合がありますためご注意ください。
米国でのバイオジェット燃料向けユーグレナの培養研究の開始について
~カリフォルニア大学サンディエゴ校にて「スーパーユーグレナ」の屋外培養に向けた研究を行います~
株式会社ユーグレナ
株式会社ユーグレナ(本社:東京都港区、社長:出雲充、以下当社)は、4月8日より米国のカリフォルニア大学サンディエゴ校(以下UC San Diego)にて、微細藻類ユーグレナ(以下ユーグレナ)の遺伝子組み換え体である「スーパーユーグレナ」※等のバイオジェット燃料向けユーグレナの培養研究を開始したことをお知らせいたします。なお、当社が海外にてユーグレナの培養研究を行うのは初めてとなります。
※JST(科学技術振興機構)のCREST研究
UC San Diegoは世界有数の藻類研究機関であり、世界で唯一、米国環境保護庁の許可のもと遺伝子組み換え藻類の屋外培養の経験を有する大学です。今回は、UC San Diegoの持つノウハウや設備を活かして、遺伝子組み換えユーグレナである「スーパーユーグレナ」等のバイオジェット燃料向けユーグレナの屋外培養に向けた研究を実施します。
加えて、UC San Diegoがある米国カリフォルニア州は、現在当社がユーグレナの培養を行っている沖縄県石垣島と同様に日射量が多いことに加え、年間を通して降雨日数が少ないため安定して高い日射量を得ることができ、効率的な培養の実現が期待されます。UC San Diegoではバイオジェット燃料向けユーグレナ等の屋外培養を行い、得た結果については将来の大規模培養候補地の選定等に活用する予定です。
これらのユーグレナの培養に関する研究を行うことで、「スーパーユーグレナ」等の遺伝子組み換えユーグレナのバイオジェット燃料への活用についての検討と、ユーグレナ培養の効率化や最良化に向けた検証を行い、バイオジェット燃料開発の促進を目指します。詳細は以下の通りです。
カリフォルニア大学サンディエゴ校(UC San Diego)でのユーグレナの培養研究について
■目的と実施内容
以下を実施することで、ユーグレナ由来のバイオジェット燃料研究の促進を行います。
・「スーパーユーグレナ」等、遺伝子組み換えユーグレナの屋外大量培養に向けた研究
・天候等好条件下でのユーグレナの屋外培養による新たな培養データの獲得や培養候補地の検証
■期間
2015年4月8日~2015年9月末(予定)
■実験場所
カリフォルニア大学サンディエゴ校
■体制
当社より研究員を2名派遣し、UC San Diegoの研究室と連携して研究を行います。
以上
―報道関係者お問い合わせ先―
株式会社ユーグレナ 広報IR課