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佐賀市に研究用農地「サステナブルテック・ファーム」を開設
肥料の研究を推進し、資源循環型農業の実現を目指します
Euglena Co., Ltd.
株式会社ユーグレナ(本社:東京都港区、代表取締役社長:出雲充)は、2021年4月26日に佐賀市に「サステナブルテック・ファーム」を開設します。これまで発表してきた液体肥料、培養土に続き、肥料の研究を推進し、微細藻類ユーグレナを介した資源循環型農業の実現を目指します。
「サステナブルテック・ファーム」の様子
当社は、佐賀市において、佐賀市などとの共同研究事業「B-DASHプロジェクト」(国土交通省の下水道革新的技術実証事業)※1を推進し、佐賀市下水浄化センターより提供される下水中の未利用資源を活用した微細藻類ユーグレナの培養研究を行ってきました。「サステナブルテック・ファーム」は、同事業の成果をベースに培養した微細藻類ユーグレナを原料として肥料をつくり、それを農作物生育に活用することで、微細藻類ユーグレナを介した資源循環型農業の実現を目指す研究用農地です。なお、農作物生育は佐賀市内の農家の協力のもと進めていきます。
※1 2015年5月13日のニュースリリース:「国土交通省が実施する下水道革新的技術実証事業(B-DASHプロジェクト)での選定について」https://www.euglena.jp/news/n20150513/
「サステナブルテック・ファーム」のコンセプトイメージ
当社は、これまで農業分野において、小橋工業株式会社と共同で肥料や培養土の開発に取り組んできました※2。今後、「サステナブルテック・ファーム」において、引き続き同社と開発中の肥料の評価検証等をすすめていきます。
※2 2020年7月9日のニュースリリース:「微細藻類ユーグレナを用いた培養土(肥料)を開発、植物の生育に有用な効果を示唆する研究結果に基づき、テスト販売を開始」https://www.euglena.jp/news/20200709-2/
■「サステナブルテック・ファーム」について
所在地 :佐賀県佐賀市西与賀町大字高太郎
面積 :2,000㎡
開設期間 :2021年4月26日~
予定農作物:基礎実験段階ではコマツナやホウレンソウ、発展段階では作物の機能性を評価することのできる唐辛子やカラハリスイカなどを予定
「サステナブルテック・ファーム」今後の展望イメージ図
※1 SDGs (国連サミットにて採択された持続可能な開発目標) の「GOAL(目標)13:気候変動に具体的な対策を」に貢献する取り組みとして、日本をバイオ燃料先進国にすることを目指す『GREEN OIL JAPAN』を宣言
※2 ユーグレナの貯蔵多糖であるパラミロンを使ったバイオマスプラスチック「パラレジン」の共同技術開発を行い、2030年に年間20万トン規模のバイオマスプラスチックを供給可能にすることを目指す
■「サステナブルテック」とは
生活者のサステナビリティ(持続可能性)への関心・認知は日々向上してきていますが、地球環境・社会状況のニーズに反比例して技術・研究におけるサステナビリティ推進は十分とは言えません。いま、よりサステナビリティを重視したテクノロジーの高次元化に取り組み、各分野への展開を目指すことが求められています。
「サステナブルテック」とは、知識の実用化や経済性の向上など産業革命以来の従来技術に加えて、環境負荷の低減や、貧困や栄養問題解決、健康寿命延伸といったサステナビリティを伴うイノベーションを創出し、地球の未来を考え、誰も・何も取り残さない、社会課題解決のための技術を指します。
サステナブルテック 取り組みイメージ
当社は、陸海空における社会課題の解決を目指す「サステナブルテック」を研究分野で推進していきます。
<株式会社ユーグレナについて>
2005年に世界で初めて石垣島で微細藻類ユーグレナ(和名:ミドリムシ)の食用屋外大量培養技術の確立に成功。石垣島で生産したミドリムシ・クロレラなどを活用した機能性食品、化粧品等の開発・販売を行うほか、バイオ燃料の生産に向けた研究を行っている。2012年12月東証マザーズに上場。2014年12月に東証一部市場変更。「Sustainability First(サステナビリティ・ファースト)」をユーグレナ・フィロソフィーと定義し、事業を展開。https://euglena.jp
― 本件に関するお問い合わせ先 ―
株式会社ユーグレナ コーポレートコミュニケーション課