パラミロンの特徴
パラミロンは、微細藻類ユーグレナ(ミドリムシ)に特有のβ-1,3-グルカンからなる多糖類で、三重らせん構造を持つ不溶性食物繊維です。ユーグレナ細胞内に均一な顆粒状で蓄積され、水や油に溶けず消化酵素では分解されにくいため、消化されずに大腸まで届きます。パラミロンは、腸管に存在する免疫細胞に発現するβ-グルカン受容体Dectin-1を介して免疫応答を引き起こし、免疫バランスの調整に寄与すると考えられています。ゲノム編集技術を活用して作出した「パラミロンを蓄積しないユーグレナ」では「パラミロンを高含有したユーグレナ」と比較して免疫調節機能が低下していたことからも、パラミロンがユーグレナの免疫調節機能に必要であることが強く示唆されました。





