ユーグレナ社では、2012年から石垣島の地域振興活動「みーふぁいゆープロジェクト」を行っています。石垣島内の子どもたちを中心としたスポーツや教育の支援などを通して、石垣島のさらなる活性化と自然環境の保護を実現し、観光誘致や雇用の創出などの地域振興への寄与を目指すものです。
このプロジェクトの一環としてこれまでは理科実験教室を主として開催していましたが、理科実験以外でもユーグレナ社らしさを発信するために、2022年からは活動内容の幅を広げた取組みを開始することとしました。
※「みーふぁいゆー」は石垣島の言葉で「ありがとう」です。

SDGs教室の受付

2月27日(日)に、沖縄県主催の小学生向けイベント「【グッジョブマッチングスクールin石垣島】@沖縄県立石垣青少年の家」が開催されました。その中で、ユーグレナ社は『SDGsを学びながら、ワクワクする商品作りを考えてみよう!』の体験学習のコーナーに講師として参加しました。

小学生3年生以上を対象に、こんな商品があったらいいな!あの場所で売ってみたいな!みんなに喜んでもらえたら嬉しいな!を想像しながら、商品開発を体験してくれました。

SDGs教室の様子

参加した子どもたちにはユーグレ社の社員になったつもりでサステナブルな商品作り会議に参加してもらい、
まず講師から「ユーグレナの社長からある指令が届いています。近ごろテレビで環境問題、貧しい国の問題がよく取り上げられていますが、わが社でもこれらの問題解決につながるような取組みをしていきたいと思います。そこで君たちに新商品の開発ミッションを授けたい」と説明を受けました。

子どもたちみんなが頭がちぎれるほど考えた結果、たったの30分弱で素敵な商品をたくさん生み出すことができました!

SDGs教室の様子

① ユーグレナ入りおにぎり
【特徴】
・さまざまな人達が食べる機会の多いお米を使った商品
・たくさんの人に食べてもらう
・値段を安く(貧しい国の人でも買えるように)
・ごはんを満足に食べられない人を健康にする
・紙を使った袋&印字も植物性のインクを使う⇒エコに繋がる
 【売る場所】
・コンビニ
・自動販売機
 【その場所にした理由】
・世界中にあるコンビニでいろんな地域の人でも買える
・自販機だと手軽に買える 
・人件費を下げられる⇒価格を抑える

② 食べれば食べるほど健康になるユーグレナポテトチップス(のり塩風味)
【特徴】
・人気が高いポテトチップスにユーグレナを使うことで手軽に健康になる
・おやつは沢山食べると怒られるが、これならたくさん食べても健康になるから良い
・ユーグレナは藻なので「のり塩風味」にすると抵抗感がない
・ユーグレナ入りでも「のり塩風味」にするとイメージしやすい
【売る場所】
・スーパー、商店街のお店
 ⇒普段の買い物しやすい
・病院、スポーツジム
 ⇒健康に問題を抱えている人に勧める、健康に意識の高い人向け
・ネット
 ⇒コロナで石垣に来られない人でも買えるように
・空港
 ⇒いろんな人が集まる場所(多くの人に)

最後にこの商品が『SDGs』の何番に繋がるかも考えてもらいました。

SDGs教室の様子

また、参加してくれた子どもたちへのお土産として、普段の生活でもSDGsを意識付けする目的で『SDGs習慣・取組カード』をプレゼントしました。

このカードはポイント制で、習慣ポイント=1ポイント(ゴミ分別、マイボトル/マイ箸の使用、食べ残しゼロなど)、活動ポイント=2ポイント(ゴミ拾いイベント参加、近所のゴミ拾い、募金/フードバンク寄付など)を3月中に30ポイントたまるとユーグレナ社の工場見学に招待されるというものです。

最後に、なんと子どもたちからユーグレナの社員になりたい!!と言ってもらえました。こんな嬉しいことはありません。
今後もサステナブル石垣・沖縄事業推進課のメンバー全員で新しいみーふぁいゆープロジェクトにチャレンジしていきます。

【講師を務めた金城優翔さんの言葉】
企画している段階ではどれだけ当社のブースに集まってくれるか不安な部分もありましたが、結果として多くの子供たちに参加頂き、島の小学生の中でもSDGsへの関心が高まっているのだなと感じました。
またどれだけ活発に意見が出てくるかも心配していたのですが、始まってみれば利害や大人の事情をすっ飛ばした子どもならではの意見をたくさん出してくれて、私たちが思わず関心してしまうような意見も出てきました。
今回の取り組みが子供たちにとって未来のことを考えるきっかけとなってくれればと思います。