ユーグレナ、PETRONAS、Enilive の3社、マレーシアにおける
バイオ燃料製造プラントの建設・運営プロジェクト最終投資決定を完了
株式会社ユーグレナ
Petroliam Nasional Berhad
Enilive S.p.A.
株式会社ユーグレナ(本社:東京都港区、代表取締役社長:出雲充、以下「ユーグレナ社」)とマレーシアのPetroliam Nasional Berhad(以下「PETRONAS社」)、イタリアのEnilive S.p.A.(Eni S.p.A.の完全子会社、以下「Enilive 社」)(3社グループをあわせて、以下「本パートナー」)は、マレーシアにおいてバイオ燃料製造プラント(以下「本商業プラント」)を建設・運営するプロジェクト(以下「本プロジェクト」)に関して、最終投資決定を行ったことをお知らせします。本商業プラントは、マレーシアのジョホール州に位置するPETRONAS社の石油・石油化学コンプレックスPengerang Integrated Complex(以下「PIC」)内で建設する予定です。
本パートナーは、PETRONAS社の子会社であるPETRONAS Mobility Lestari Sdn Bhd(PMLSB)とEnilive社を筆頭株主とする合弁会社をマレーシアに設立し、本商業プラントの建設・運営を行う予定です。
本商業プラントは、2028年下期までの稼働開始を目指しており、バイオジェット燃料(Sustainable Aviation Fuel、以下「SAF」)、および次世代バイオディーゼル燃料(Renewable DieselまたはHydrotreated Vegetable Oil、以下「HVO」)を生産し、各パートナーの得意分野を活かしながら、世界の航空・輸送業界で拡大しているバイオ燃料需要に応えていきます。
本商業プラントは、2024年第4四半期に建設を開始する予定で、完成後は年間約65万トンの原料処理能力でSAF、HVO、バイオナフサを製造します。
原料としては、使用済み植物油や動物性油脂、植物油の加工に伴う廃棄物などの廃棄物・残渣系原料、そして将来的には微細藻類由来の藻油などのバイオマス原料を使用する予定です。PETRONAS社のPICが所有する設備・ユーティリティを利用するとともに、原料供給源に近接し、主要な国際航路にもアクセスしやすい戦略的な立地を活かすことで、世界各地からのバイオ燃料需要に応えることが可能です。
本商業プラントは、Eni社がHoneywell UOP社※1と共同で開発した画期的な「Ecofining™ 技術」と前処理装置を備えることによる多様な原料の処理能力と、SAFとHVOの生産を柔軟にコントロールしながら最大化できる製造設備の双方を兼ね備えた専用の設計に基づいて新設されます。
※1 石油精製、ガス処理、石油化学製品、および主要な製造業に技術を開発および提供するアメリカの多国籍企業
ユーグレナ社
代表取締役社長 出雲充コメント:
勇気をもって一歩を踏み出し、日本で誰もやったことがないことに挑戦していくことが、我々スタートアップ企業の使命だと考えています。ユーグレナ社は、日本のバイオ燃料の発展を支えるべく、小規模ではありますが日本初のバイオ燃料製造実証プラントを建設しました。本プロジェクトは、日本でのカーボンニュートラル社会実現、その希望への道を切り拓くものです。3社で推進する本プロジェクトチームは、各分野の専門知識を結集し、商業プラントの建設・運営に全力を尽くします。ユーグレナ社は、バイオ燃料の原料の一つとして、微細藻類の研究開発を全力で進め、藻油を世界に供給してまいります。本プロジェクトが、拡大するバイオ燃料需要を成功裏に満たし、ASEAN諸国を中心に明るくクリーンな未来をもたらすと確信しています。
PETRONAS社
精製・トレーディング・マーケティング担当 副社長 Ahmad Adly Aliasコメント:
先進的なエネルギーソリューションパートナーである当社にとって、本プロジェクトは、単なるバイオ燃料の売買取引にとどまらず、そのバリューチェーンにおける当社の地位を確固たるものにするとともに、二酸化炭素排出量を削減するための現実的かつ持続可能な解決策を提供し、包括的なバイオベースのエコシステム確立への道を切り拓く第一歩となります。当社は、我々のパートナーの強みと得意分野を利活用することで、世界中の、特にアジア太平洋地域の顧客に、現実的で利用しやすい、よりクリーンなエネルギーソリューションを提供することで、バイオベースの世界経済の進展を支援してまいります。これは、当社の「ネット・ゼロ・カーボン・エミッション2050」の目標にも沿うものです。
Enilive社
CEO(最高執行責任者) Stefano Ballistaコメント:
マレーシアにおける本プロジェクトの最終投資決定は、バイオ燃料製造に対するEnilive社のコミットメントを裏付けるもので、当社が2030年目標とする年間500万トン以上のバイオ燃料生産能力と、うち200万トンのSAF生産が可能なオプションを実現するための足掛かりとなるものです。2014年以来、当社は既にイタリアでバイオ燃料製造プラントを運営しており、最近では米国でもバイオ燃料製造プラントの運営を開始しました。PETRONAS社およびユーグレナ社との協力により、当社はアジア市場に参入し、際立った存在感を世界に示すことになります。
<株式会社ユーグレナ>
ユーグレナ社は、2005年に世界で初めて微細藻類ユーグレナ(和名:ミドリムシ)の食用屋外大量培養技術の確立に成功したことを契機に、バイオテクノロジーで持続可能な社会の実現を目指す企業です。「Sustainability First(サステナビリティ・ファースト)」をユーグレナ・フィロソフィーと定義し、機能性食品や化粧品を販売するヘルスケア事業を運営し、70万人以上の定期顧客数にサービスを提供しています。また、バイオ燃料の製造開発、遺伝子解析サービスの提供、未利用資源等を活用したサステナブルアグリテック領域などの事業を展開しています。2014年からは、バングラデシュの子どもたちの栄養問題解決を目指して、59種類の栄養を含むユーグレナクッキーを毎日1万食届ける「ユーグレナGENKIプログラム」を実施しています。2012年に株式を公開し、現在は東京証券取引所プライム市場に上場しています。
<Petroliam Nasional Berhad>
PETRONAS社は、100 カ国以上に拠点を置く大規模なグローバル・エネルギー・グループです。同グループは、責任ある持続可能な方法で社会の進歩を促進するエネルギーとソリューションを生産、提供しています。
PETRONAS 社は、統合ビジネスモデルを通じて価値を最適化しながら、世界中でエネルギーの可能性を追求しています。同グループのポートフォリオには、よりクリーンな従来型および再生可能なリソース、および様々な先進製品と適応型ソリューションがあります。持続可能性は、当グループの活動の中核をなすものであり、エネルギーの利点を活用して生活を向上させ、豊かにします。人材は当グループの強みであるとともに、成長のパートナーでもあり、持続可能なエネルギーの未来に向けて、イノベーションを進歩する情熱の源です。
<Enilive S.p.A.>
モビリティ製品とサービスに特化したEniの完全子会社であるEniliveは、ベニスとジェラ(イタリア)のバイオ燃料製造プラントと米国のSBRバイオ燃料製造プラントで、(再生可能エネルギー指令に準拠しながら)再生可能な原材料からHVOを生産する世界的リーダーです。
ベニスのバイオ燃料製造プラントは、石油精製所をバイオ燃料製造プラントに転換し、生物由来の原料から水素化処理をしたバイオ燃料を生産する世界初の例です。ベニス(2014年)とジェラ(2019年)のプラントをバイオ燃料製造プラントに転換したのは、Eni社がHoneywell UOP社と共同で開発した生物由来の原材料をバイオ燃料に変換するために使用されるEcofining™テクノロジーによって可能になりました。
Enilive は、2030 年までにバイオ精製能力を年間 500 万トン以上増強する計画で、また、2026 年までに 100 万トン以上の SAF製造 オプションを実現し、2030 年までに倍増を目指します。さらに、イタリアのリボルノにおける別の Eni 製油所の改修、韓国における新しいプロジェクトの評価など、複数の開発プロジェクトが進行中です。
Enilive は、ヨーロッパ全土に 5,000 を超えるサービス ステーションのネットワークを持ち、そのうち約 4,000 がイタリアにあります。このネットワークは、HVOlutionバイオディーゼル燃料、バイオ LPG、バイオメタン、電気充電などの幅広いサービスと製品のおかげで、毎日 Enilive ステーションで燃料補給をしている150 万人以上のヨーロッパの人々にサービスを提供しています。Enilive サービス ステーションは、移動中の人々に幅広いサービスを提供しています。
■その他
添付:参考資料
※英語版のリリースはこちら(Please click here for the English version)
―報道関係者お問い合わせ先―
株式会社ユーグレナ 広報宣伝部
ユーグレナ社、「チャレンジ・カーボンニュートラル・コンソーシアム(CCNC)」の
2024年度の活動に参加
~大阪府下100店以上で脱炭素に配慮した購買行動の促進を実施~
株式会社ユーグレナ
株式会社ユーグレナ(本社:東京都港区、代表取締役社長:出雲充、以下「ユーグレナ社」)は、生活者の脱炭素への意識・行動変容を促すことで、企業の脱炭素の取り組みを加速させ、脱炭素社会を構築することを目指し全14社が参画する「チャレンジ・カーボンニュートラル・コンソーシアム(CCNC:Challenge Carbon Neutral Consortium)」(以下「CCNC」)の2024年度の活動に参加することをお知らせします。
株式会社日本総合研究所(以下「日本総研」)が主催するCCNCは2023年9月に設立し、2024年1月にはCCNC参加企業である株式会社スギ薬局(以下「スギ薬局」)および株式会社万代(以下「万代」)の店舗で、生活者がカーボンニュートラルについて「触れる」、「学ぶ」、そして解決へ向けて「取り組む」ことを促進する実証実験を行いました。2024年度は、この取り組みの規模を拡大し、2024年11月に万代の大阪府下にある全111店舗をはじめ、スギ薬局でも実証実験を実施する予定です。なお、CCNCの2024年度の活動は、大阪府(知事:吉村洋文)が実施する脱炭素関連施策と連携して実施します。
ユーグレナ社は、ありたい姿であるユーグレナ・フィロソフィーとして「Sustainability First(サステナビリティ・ファースト)」掲げ、サステナビリティを軸とした事業を展開し、事業や商品を通じて、お客様、社会、そして地球がサステナブルになることを目指しております。未来世代の取り組みに関しては、『人と地球の健康』を考えてもらうきっかけづくりとなるよう出張授業などを展開しております。また、CCNCでは2024年度には大阪府における催事や府内小学校等への啓発・広報活動の実施を予定しており、ユーグレナ社も参画企業と共に生活者への普及啓発や行動変容促進に取り組んで参ります。
■2024年度のCCNC活動の概要
CCNCは、2024年度の活動を通じて、生活者教育による行動変容で減CO2商品の市場創出を目指し、メーカーと小売が連携してグリーン・マーケティングの標準化を推進します。
2024年11月には、2023年度の実証実験(注1)を踏まえて有効性が検証できた店舗施策を中心に、万代の大阪府内全店舗(111店)とスギ薬局で店舗活動を実施する予定です。これは、大阪府、日本総研、株式会社三井住友銀行(本社:東京都千代田区、頭取CEO:福留朗裕、以下「三井住友銀行」)が締結した「『みんなで減CO2(ゲンコツ)プロジェクト』による府民の脱炭素行動変容に関する連携協定」に基づく脱炭素関連施策にCCNCが協力するものです。こうした大阪府における催事や府内小学校等への啓発・広報活動を通じて、生活者への普及啓発や行動変容促進を強化するとともに、施策効果の分析・洞察を深めます。
また、大阪府が推進する「おおさかカーボンフットプリントプロジェクト『カーボンフットプリントを探してみよう~お買い物で脱炭素にチャレンジ~』」にも、店舗と一部商品で協力する予定です。
これらの取り組みを通じて、官民連携により啓発教育から販促までを一気通貫で実施する「生活者の脱炭素行動変容の新しいコミュニケーションのあり方」を構築・実践します。
※大阪府との連携協定の詳細は、下記URLをご覧ください。
「みんなで減CO2(ゲンコツ)プロジェクト」による府民の脱炭素行動変容に関する連携協定締結について」(2024年3月27日発表)
https://www.jri.co.jp/page.jsp?id=107486
※おおさかカーボンフットプリントプロジェクト「カーボンフットプリントを探してみよう~お買い物で脱炭素にチャレンジ~」の詳細は、下記URLをご覧ください。
https://www.pref.osaka.lg.jp/o120020/eneseisaku/cfp/cfp_project.html
■CCNCについて
CCNCでは、①実証参加企業同士の情報交換・勉強会、②みんなで減CO2(ゲンコツ)プロジェクト(注2)、③脱炭素に関する情報発信・啓発活動、の3つの活動を展開します。
日本総研は活動全体の主催者としてコンソーシアムの活動全体を企画・推進します。Daigasエナジー株式会社は脱炭素支援パートナーとして脱炭素に関するソリューション提供を、株式会社オズマピーアールはコミュニケーションパートナーとして対外発信を主導します。また、アサヒグループジャパン株式会社、カンロ株式会社、サラヤ株式会社、三幸製菓株式会社、スギ薬局、万代、株式会社ユーグレナ、株式会社ロッテの各社は、脱炭素に資する商品や売場を提供します。さらに、アスエネ株式会社、株式会社クレオ、TOPPAN株式会社の各社は、カーボンフットプリントの算定や店頭・リテールメディアを通じたコミュニケーション活動の支援、環境にやさしいパッケージの提供を担います。
※CCNCの詳細は、下記URLをご覧ください。
https://www.greenmarketing-lab.com/ccnc/
■CCNC参加企業一覧(2024年7月18日時点)
【主催】
◆株式会社日本総合研究所
代表者:代表取締役社長 谷崎勝教
所在地:東京都品川区東五反田2丁目18番1号 大崎フォレストビルディング
【パートナー(脱炭素支援)】
◆Daigasエナジー株式会社
代表者:代表取締役社長 福谷博善
所在地:⼤阪市中央区平野町四丁⽬1番2号
【パートナー(コミュニケーション)】
◆株式会社オズマピーアール
代表者:代表取締役社長 中尾敏弘
所在地:東京都千代田区紀尾井町3-23 文藝春秋 新館
【メンバー(小売流通)】
◆株式会社スギ薬局
代表者:代表取締役社長 杉浦克典
所在地:愛知県大府市横根町新江62番地の1
◆株式会社万代
代表者:代表取締役社長 阿部秀行
所在地:大阪府東大阪市渋川町3-9-25
【メンバー(メーカー)】
◆アサヒグループジャパン株式会社
代表者:代表取締役社長 兼 CEO 濱田賢司
所在地:東京都墨田区吾妻橋1-23-1
◆カンロ株式会社
代表者:代表取締役社長 村田哲也
所在地:東京都新宿区西新宿3-20-2 東京オペラシティビル37階
◆サラヤ株式会社
代表者:代表取締役社長 更家悠介
所在地:大阪市東住吉区湯里2-2-8
◆三幸製菓株式会社
代表者:代表取締役社長 山下仁
所在地:新潟市北区新崎1丁目13番34号
◆株式会社ユーグレナ
代表者:代表取締役社長 出雲充
所在地:東京都港区芝5-29-11 G-BASE 田町2階
◆株式会社ロッテ
代表者:代表取締役社長執行役員 中島英樹
所在地:東京都新宿区西新宿3-20-1
【メンバー(ソリューション)】
◆アスエネ株式会社
代表者:代表取締役 CEO 西和田浩平
所在地:東京都港区虎ノ門1-10-5 KDX虎ノ門一丁目ビル WeWork 4階
◆株式会社クレオ
代表者:代表取締役社長 横井司
所在地:東京都千代田区丸の内二丁目五番一号 丸の内二丁目ビル五階
◆TOPPAN株式会社
代表者:代表取締役社長 齊藤昌典
所在地:東京都文京区水道1-3-3
(注1)2023年度の実証実験について
CCNCは、2024年1月18日~2月18日の約1か月間、スギ薬局(東京:江戸川瑞江店、名古屋:名古屋ゼロゲート店、神戸:須磨北店)と万代(大阪:高槻インター店)の合計4店舗で、①脱炭素に資する商品の特設棚やPOPの設置、②流通小売のアプリやチラシを通じた告知、③店舗・店頭に誘導する仕掛けの配置や謎解きゲームの実施、④アプリを通じたクイズなどの学びの提供によって、生活者の脱炭素行動変容の効果を検証する実証実験を行いました。生活者へのアンケート調査やデプスインタビュー、ID-POSデータ分析によって各施策の効果を検証したところ、以下の結果が得られ、店舗での適切な訴求が生活者の行動変容に一定の効果があることが分かりました。
・商品や活動の認知には「商品棚を見て」と回答した人が27%で最も多い
・脱炭素に資する商品や企業の情報の閲覧、接触(二次元バーコード読み取りや棚での閲覧、商品に付記されたエコラベルの探索)で、3分の2以上の生活者の関心が高まった
・体験や学びによって80%以上の生活者が商品や活動への好感が高まり、購買意欲も高まる
・脱炭素に資する商品の陳列棚の常設化や設置店舗・陳列商品の増加が望まれている
・棚を組んで商品を並べ訴求することで、実証前に比べて対象商品の1日当たり販売点数は50~60%増となり、施策を展開していない近隣店舗と比較しても23~67%増加した
※2023年度の活動の成果と課題の詳細は、下記URLをご覧ください。
「グリーン・マーケティングの現場から」(2024年5月31日)
https://www.jri.co.jp/page.jsp?id=108081
(注2)「みんなで減CO2(ゲンコツ)プロジェクト」について
日本総研グリーン・マーケティング・ラボは、カーボンニュートラルという難問について企業と生活者がともに普段の生活の中で「触れる」、「学ぶ」、そして解決へ向けて「取り組む」ことを促進するための協創型実証実験「みんなで減CO2(ゲンコツ)プロジェクト」を推進しています。買い物や教育の場面で脱炭素の取り組みに触れる機会を作り、体験イベントやスマホアプリのクイズ・動画を通じて楽しみながら脱炭素の取り組みの輪を広げるためのコンテンツを提供し、脱炭素社会の構築に向けて歩む企業と生活者を支援しています。
※グリーン・マーケティング・ラボの詳細は、下記URLをご覧ください。
https://www.greenmarketing-lab.com/
※「みんなで減CO2(ゲンコツ)プロジェクト」の詳細は、下記URLをご覧ください。
https://www.greenmarketing-lab.com/genco2/
<株式会社ユーグレナについて>
2005年に世界で初めて微細藻類ユーグレナ(和名:ミドリムシ)の食用屋外大量培養技術の確立に成功。「Sustainability First(サステナビリティ・ファースト)」をユーグレナ・フィロソフィーと定義し、微細藻類ユーグレナ、クロレラなどを活用した食品、化粧品等の開発・販売、バイオ燃料の製造開発、遺伝子解析サービスの提供、未利用資源等を活用したサステナブルアグリテック領域などの事業を展開。2014年より、バングラデシュの子どもたちに豊富な栄養素を持つユーグレナクッキーを届ける「ユーグレナGENKIプログラム」を、継続的に実施している。https://euglena.jp
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株式会社ユーグレナ 広報宣伝部
オリゼとユーグレナ社がコラボレーション
「ORYZAE GRANOLA ユーグレナ」を7月10日に発売
ミクロの世界で作り出す、人も地球も健康になるおいしい選択
株式会社オリゼ
株式会社ユーグレナ
日本の伝統発酵技術を用いて社会課題解決を目指す株式会社オリゼ(所在地:東京都目黒区、代表取締役:小泉泰英、以下「オリゼ」)と株式会社ユーグレナ(本社:東京都港区、代表取締役社長:出雲充、以下「ユーグレナ社」)はコラボレーションし、オリゼ甘味料(米麹発酵糖分)を使った砂糖不使用の米麹グラノーラ「ORYZAE GRANOLA」と、ユーグレナ社の豊富な栄養素を含むスーパーフード「石垣島ユーグレナ」を掛け合わせた限定商品「ORYZAE GRANOLA ユーグレナ」を、2024年7月10日(水)より販売開始します。
コラボ実施の背景
オリゼは「5win(5方よし)」の経営方針を掲げ、オリゼ甘味料(米麹発酵糖分)の製造・販売を中心とした企業活動によって社会課題の解決を目指しています。これまでも、”手軽でおいしいサステナブルな選択肢”を増やすために、あらゆる企業やブランドとのコラボを行ってきました。
ユーグレナ社は、バイオベンチャーとして、微細藻類をはじめとする新素材の研究・開発を進めています。「Sustainability First(サステナビリティ・ファースト)」をユーグレナ・フィロソフィーとして掲げ、サステナビリティを軸とした事業を展開しています。自分の幸せが誰かの幸せと共存し続けることを目指し、事業を展開することで、様々な社会課題解決や人と地球の持続可能性を提案しています。
今回のコラボは、サステナブルな社会の実現を目指し事業を展開する2社が、目指す世界や理念に共感したことで実現しました。微生物の麹菌と微細藻類のユーグレナという肉眼では確認できないほどミクロな世界の生き物が作り出した、人にも地球にも優しいサステナブルグラノーラです。
商品概要
「ORYZAE GRANOLA」は、お米が本来持っている甘みを発酵の力で最大限まで引き出した「オリゼ甘味料(米麹発酵糖分)」を使用した、完全砂糖不使用の米麹グラノーラです。原材料はオートミール、米麹、米、米油の4つのみで、すべて無添加の素材を使用しています。通常のごはんよりもカロリーが約28%オフ、糖質が約81%オフ、食物繊維が約3.5倍以上含まれています。
「オリゼ甘味料(米麹発酵糖分)」は、米麹で米のでんぷんを発酵させて作るため、砂糖の60倍のミネラルを含み、さらに麹由来の350種類以上の栄養素が含まれています。また、需要が減少する米の新たな活用を提案し、古米や屑米をアップサイクルすることで食品ロス削減や、砂糖生産における森林破壊の抑制にも貢献する、サステナブルな甘味料です。
「ORYZAE GRANOLA」は、新たな価値商品として受け入れられ、発売から2年を迎えた2023年11月に累計100万食を突破しています。
この度発売する「ORYZAE GRANOLA ユーグレナ」は、「ORYZAE GRANOLA」に、ワカメや昆布などと同じ藻(も)の一種で、人間に必要な59種類の豊富な栄養素(ビタミン・ミネラル・アミノ酸など)がバランスよく含まれる、健康も地球環境もサステナブルにするスーパーフード「石垣島ユーグレナ」を配合しています。「石垣島ユーグレナ」を配合することで、59種類の栄養素が加わり、より栄養たっぷりなグラノーラになりました。罪悪感のない甘みと豊富な栄養素で、毎日続けられるグラノーラです。石垣島ユーグレナを生地に混ぜ込み、風味豊かに焼き上げました。噛めば噛むほど感じる自然な甘みで、毎日おいしく続けられます。日々の食卓で麹や藻類を手軽に摂取でき、健やかな毎日をサポートします。
【商品名】
ORYZAE GRANOLA ユーグレナ
【容量】
200グラム
【原材料】
オーツ麦(フィンランド産、オーストラリア産)、米麹、米、米油、ユーグレナグラシリス
【栄養成分】
熱量:190.6kcal
タンパク質:5.7g
脂質:8.1g
炭水化物:26.9g
食塩相当量:0.0g
【販売価格】
1,080円(税込)
【販売場所】
オリゼ自社ECサイト(https://oryzae.shop/products/euglena)
楽天市場(https://item.rakuten.co.jp/oryzae-foodcosme/euglena_3set/)
Yahoo!ショッピング(https://store.shopping.yahoo.co.jp/foodcosme-oryzae/)
【発売日時】
2024年7月10日(水)
素材のこだわり
・石垣島ユーグレナ
ユーグレナは、植物と動物の両方の特徴を有するユニークな微細藻類です。豊かな石垣島の自然で育った石垣島ユーグレナは、人間が必要とする豊富な59種の栄養素(ビタミン、ミネラル、アミノ酸、DHA、オレイン酸などの不飽和脂肪酸、希少成分パラミロン※1など)を持ち、細胞壁をもたないため、栄養の消化吸収率も高い特長があるスーパーフードです。また、環境的要素に配慮した責任ある方法で育てられていることが認められ、SDGsの目標14の達成に有効な方法の一つである「ASC-MSC 海藻(藻類)認証」を2019年1月に世界で初めて取得しています※2。
※1 ユーグレナが含有する希少成分。グルコース分子がβ-1,3-結合により直鎖状に重合した多糖体
※2 2019年1月23日ニュースリリース「世界初となるASC-MSC海藻(藻類)認証を微細藻類ユーグレナとクロレラが取得」https://www.euglena.jp/news/20190123-2/
・オリゼ甘味料(米麹発酵糖分)
オリゼ甘味料(米麹発酵糖分)は、米麹から作る砂糖代替甘味料です。発酵によって米から引き出した優しい甘さが特徴で、罪悪感なく”甘いしあわせ”をお楽しみいただけます。自社ブランド「フードコスメ ORYZAE」をはじめ、保育園給食や菓子製造など幅広くご活用いただいています。古米や規格外の米をアップサイクルして製造することも可能で、サステナブルな甘味料を生み出す技術として企業コラボなども実施しています。
製品の詳細はこちらの動画もご覧ください。
https://youtu.be/X1WlAdEizB0
会社概要
【株式会社オリゼ】
代表 :代表取締役 小泉泰英
住所 :東京都目黒区大橋 2丁目6-12 佐藤フラッツ301
企業サイト:https://agcl.site/
メール :media@oryzae.site
電話番号 :080-9537-6584
【株式会社ユーグレナ】
代表 :代表取締役社長 出雲充
住所 :東京都港区芝5-29-11 G-BASE 田町2階
企業サイト:https://euglena.jp
―報道関係者お問い合わせ先―
株式会社オリゼ 広報部
株式会社ユーグレナ 広報宣伝部
夏休みの「自由研究」にピッタリなイベントを開催します。
講師は、「ユーグレナマイスター」の資格を保有する当社メンバーです。
開催日時:
第1弾 2024年8月7日(水) 午後2時から午後3時まで
第2弾 2024年8月14日(水) 午後2時から午後3時まで
場所:集会室(札の辻スクエア6階)
対象:小学生(小学3年生以下は保護者同伴)
定員:30名
講師:株式会社ユーグレナ
詳細内容:不思議な生き物「ユーグレナ」にはひみつがいっぱい!観察と実験を通して、ユーグレナについて学びましょう。
第1弾 ユーグレナボールを作る実験をします。
第2弾 ユーグレナと日光を使った実験をします。
※子ども1人につき保護者1人まで同伴可。
※8月7日と8月14日の内容は異なります。
費用:無料
申込み:7月24日(水)から三田図書館6階カウンターまたは電話で受付(03-3452-4951)
その他:開場は開始15分前
『ユーグレナ・マイヘルス 遺伝子解析サービス』の検査結果ページにて、「喘息」の項目のアップデートを実施しました。ポリジェニックスコア(PGS)を用い、これまでより高い精度の解析結果を提供しています。喘息はさまざまな刺激によって気道がせまくなり、時には発作を起こして呼吸がしにくくなる病気です。喘息というと小児喘息がよく知られていますが、成人後、40-60代になって初めて発症する場合もあります。すでに検査を実施済みのユーザーは、検査結果をマイページからご覧いただけます。
ソーシャルグッドマーケット「Kuradashi」を運営する株式会社クラダシ(本社:東京都品川区、代表取締役社長CEO:河村晃平)と当社は、8月4日に青葉台東急スクエア(所在地:神奈川県横浜市青葉区)にて微細藻類ユーグレナを題材に、サステナビリティについて学ぶワークショップを開催いたします。本ワークショップは、地域密着型商業施設である青葉台東急スクエアを運営する株式会社東急モールズデベロップメントの特別協賛にて開催いたします。
■「ユーグレナを知ろう、見よう、実験しよう」について
クラダシとユーグレナ社が協力し、小学生にユーグレナを紹介するイベントを開催。海や湖、池や田んぼなどに生息し、実は身近な生き物である微細藻類ユーグレナの観察や実験を通して、生物の奥深さ、面白さを体験できます。実験は化学反応により、ユーグレナをボール状にとじこめます。(予定)
【ワークショップの概要】
●開催場所:青葉台東急スクエアSouth-1 本館 1階 アトリウム
●開催日時:2024年8月4日(日) 13:00~、14:30~、16:00~(計3回実施予定)
●所要時間:各回60分 (各回とも開始10分前集合)
●定員:各回20名まで
●参加対象:小学生以上 ※小学3年生以下の方は保護者同伴でご参加ください。
●参加費:無料
※本イベントは事前予約制です。以下URLよりお申込みください。
●内容
○ユーグレナを知ろう
○ユーグレナを顕微鏡で見てみよう
○ユーグレナボールを作ってみよう
▼申し込みページ:
https://euglena240804.peatix.com
詳細はこちら