ニュースリリース
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微細藻類ユーグレナ含有食品の摂取による 便秘改善効果を示唆する研究結果を確認しました
株式会社ユーグレナ
株式会社ユーグレナ(本社:東京都港区、社長:出雲充)は、微細藻類ユーグレナ(和名:ミドリムシ)含有食品の摂取により、ヒトにおいて便秘が改善する可能性を示唆する研究結果を確認したことをお知らせいたします。
便秘は、食生活が多様化した現代において、多くの人々が抱えている健康状態に関する悩みの一つです。今回の試験では20歳以上60歳未満の女性を対象に、プラセボ食※1とユーグレナの含有量を変化させた試験食を期間ごとに順番に摂取してもらい、各試験食の摂取期間中の排便回数、排便量、排便日数を測定しました。その結果、プラセボ食を摂取している期間と比べて、ユーグレナ含有食品を摂取した期間では排便回数、排便量、排便日数が有意に増加することが確認されました。なお、本研究結果はライフサイエンス出版「薬理と治療 Vol.45 No.8」に掲載しました。
※1プラセボ食…試験物質の代わりに人体に影響が出にくい物質を配合して、試験食と区別のつかないようにした試験食
今後も当社では、微細藻類ユーグレナのヘルスケア分野での利活用や食材としての付加価値向上を目指した研究開発を行ってまいります。
詳細は以下の通りです。
便秘改善効果に関する試験結果について
■研究内容
20歳以上60歳未満の便秘気味の女性を対象に、プラセボ食とユーグレナの含有量が低用量、中用量、高用量の試験食を、期間ごとに順番に摂取する試験を非盲検※2にて実施し、排便回数、排便量、排便日数を測定しました。その結果、ユーグレナ含有食品を摂取した期間では、排便回数、排便量、排便日数が有意に増加することが確認されました。
※2非盲検…試験を行う医師、被験者およびスタッフに試験食の情報が開示されたうえで行う試験
図1 各食における排便回数の変化 図2 各食における排便量の変化
※p値…統計的有意性を示すもの。p値が小さいほど統計的有意性が高い
図3 各食における排便日数の変化
出典…図はJpn Pharmacol Ther vol.45 p1363 (2017) より引用,一部改変
■考察
ユーグレナ含有食品の摂取により、排便日数、排便回数、排便量が増加することから、便秘改善に寄与する可能性が示唆されました。
以上
―報道関係者お問い合わせ先―
株式会社ユーグレナ 広報IR課